更新日時: 2024/02/21 05:30
アルパイン Low 降雨の強さと量による
森林限界 Low 降雨の強さと量による
森林帯 Fair 降雨の強さと量による
信頼度:○ good □ Fair △ Low
前日と同様に、既にグライドクラックの入っている大きな開放斜面(例えば、遠見尾根や八方尾根の南面)では、規模の大きな全層雪崩が発生する可能性が高い状態です。十分に濡れた雪は結束性がありませんので、森の中でも、傾斜が十分にあれば雪崩が発生します。自分がどのような地形の中にいるのか、自分の上方の斜面がどのような特徴を持っているのか、よく考えるようにしてください。この後、雨が止まり、気温の低下が始まっても、グライドクラックの入った斜面はすぐに安定しないことを忘れずに。
グライドクラックの入った斜面に近づかないように。降雨が止まっても、すぐに積雪強度は回復しません。
主稜線までプラスの気温で、強い南西(平均10 m/s以上)の風で雨が吹き付けています。
昨日(20日)は、サイズ2の全層雪崩が報告されています。天気が悪く、情報は極めて限定的です。
高い気温が継続しており、積雪は春のコンディションです。現在、麓では降雨ですが、主稜線でもプラスの気温となっており、すべての標高帯で雪は濡れた状態です。今後、徐々に気温が低下する予報が出ており、標高の高いところでは雪へと変わるかもしれません。雪面が凍結し始めても、積雪内部(特にグライドクラックの入った場所)などでは、すぐに強度は回復しませんので、注意が必要です。
気象庁は長野県北部に対し、北の風、雨、昼過ぎまで時々、曇り、日中の最高気温7 ℃を予報しています。アメダス白馬(標高703 m)にて、気温1.0 ℃(5時現在)、昨日から今朝までプラスの気温が続いています。長野地方気象台は21日4時36分、22日6時までの24時間で20 mmの降水を予報しています。