雪崩情報
更新日時: 2024/02/26 06:00
かぐら谷川武尊
アルパイン Low 日中の降雪量の増加と風の影響に注意
森林限界 Fair 日中の降雪量の増加と風の影響に注意
森林帯 Fair 日中の降雪量の増加と風の影響に注意
信頼度：○ good □ Fair △ Low
行動と地形の助言
深夜から強まった風の影響により雪が移動し、稜線や支尾根直下の急斜面にウインドスラブを形成している見込みです。できたてのウインドスラブは結合が弱いため、誘発に注意してください。積雪量が少ないため、発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう深い沢、がけ、岩、立木等の「地形の罠」が露出しています。沢への転落にも注意が必要です。日中の降雪量と風の影響の変化に注意して行動してください。
留意すべき雪崩
ウインドスラブ Wind slab
稜線や支尾根直下の急斜面に注意
概要
雪崩
昨日(25日)、入山者が少なかったため観察報告が無い
積雪
昨日からの新たな降雪は標高1300ｍ付近で15cm程。この降雪は、深夜から強まった北西寄りの強風により移動しウインドスラブを形成している見込み。表面から20-30cm程下部には降雨により形成されたクラストが埋没しているが境界面の結合は良い。積雪中層から下層部の顕著な脆弱性は報告されていない。昨日の降雨の影響は標高約700m以下の見込み。
天候
5時現在、アメダス藤原の気温は-0.2℃。過去24時間の新たな降雪は4cm。気象庁は、低気圧が日本の東を東北東へ進み、西高東低の気圧配置となるため、群馬県北部の山麓は晴れで昼前から曇りとなり、雪の降る所がある予報を出している。
