雪崩情報

更新日時: 2024/02/29 04:00

かぐら谷川武尊


アルパイン Low


森林限界 Fair


森林帯 Good


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

積雪の結合が進みにくい高い標高では慎重な地形選択が必要なコンディションです。極端な急斜面にはストームスラブが形成されている見込みです。斜度が急激に変化するような場所や、樹木の少ない場所からの誘発に注意してください。また、26日より続く強風のため稜線や支尾根直下の極端な急斜面にはウインドスラブが形成されています。積雪量が少ないため、発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう深い沢、がけ、岩、立木等の「地形の罠」が露出しています。沢への転落にも注意が必要です。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

極端な急斜面に注意

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

稜線や支尾根直下の極端な急斜面に注意

概要

雪崩


昨日(28日)、標高1300m付近の極端な急斜面で、過去2日以内に発生したと思われる面発生雪崩を観察した報告があった。

積雪


強風の影響を受けた新たな降雪30-40cm以上が旧雪の上に載り沈降が進んできている。旧雪との境界面に密度の低い層があり結合に注意が必要。積雪中層から下層部の顕著な脆弱性は報告されていない。

天候


4時現在、アメダス藤原の気温は-5.3℃。気象庁は、はじめ高気圧に緩やかに覆われるが、気圧の谷や湿った空気の影響を受ける見込み。また、低気圧が西日本の南岸を東北東へ進むため、おおむね曇りで、夜遅くは雨か雪が降る予報を出している。

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