雪崩情報

更新日時: 2024/03/08 04:00

かぐら谷川武尊


アルパイン Low


森林限界 Fair


森林帯 Good


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

高い標高では斜度が急に変化するような場所や、樹木の少ない開けた極端な急斜面でのストームスラブの誘発にも留意してください。雪崩のサイズが小さくても、被害を大きくしてしまう深い沢、がけ、岩、立木等の「地形の罠」が露出しています。沢への転落にも注意が必要です。また、他の滑走者が自身の上部や下部にいないか等のグループマネジメントを気にしながら行動してください。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

極端な急斜面に留意

概要

雪崩


昨日(8日)、1700m付近の南向きの極端な急斜面で自然発生による小さな点発生湿雪雪崩(サイズ1)を観察した報告があった。

積雪


先日までの荒天の降雪は、昨日沈降が進み結合している。南寄りの斜面では表層部にクラストが形成され、その上に風の影響を受けていない昨夜の低密度の降雪が薄く載っている見込み。積雪中層部は結合し強度を上げている。また、高い標高帯では局所的に2月22日に埋没したクラストの上部にこしもざらめが観察されており、徐々に結合が進んできている。

天候


4時現在、アメダス藤原の気温は-0.7℃。周辺では1cm程の降雪があった。気象庁は、日本の東を北東に進む低気圧や寒気の影響を受けるため、曇りで明け方まで雪か雨となる予報を出している。

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