雪崩情報

更新日時: 2024/03/20 05:00

かぐら谷川武尊


アルパイン Low


森林限界 Fair


森林帯 Good


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

高い標高の稜線や支尾根直下の極端な急斜面に残るウインドスラブの結合に留意してください。雪崩のサイズが小さくても、被害を大きくしてしまう深い沢、がけ、岩、立木等の「地形の罠」が露出しています。沢への転落にも注意が必要です。雪庇の崩落や、クラックが開いている場所や崖状の場所からの全層雪崩の可能性にも注意してください。そのような場所の下部に立ち入らない、または素早く通過するようにしてください。今後、荒天になる予報です。気象の変化に注意して行動してください。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

極端な急斜面や雪庇の崩落にも注意

全層雪崩 Glide slab


ベース画像

グライドクラックのある場所、崖状の急斜面に注意

概要

雪崩


昨日(19日)、新しい雪崩を観察した報告はない。

積雪


19日までの荒天の降雪は、標高の高い風の影響の少ない場所では20-30cm程。この降雪との境界面は、南寄りの斜面と1800m以下の全方位ではクラストしている。過去の強風により風の影響の強い場所では吹き払われクラストはむき出しになり、風下の稜線や支尾根直下にウインドスラブが形成されているが沈降が進み、概ね結合が良い見込み。旧積雪内に顕著な脆弱性を観察した報告はないが、低い標高では降雨の影響が残り、積雪内部は濡れて強度が低い見込み。

天候


5時現在、アメダス藤原の気温は-2.3℃。気象庁は、低気圧が発達しながら東日本を通過し、日本の東へ進むため、群馬県北部の山麓では雪時々曇りとなり、昼前から夕方にかけて雷を伴う予報を出している。

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