更新日時: 2024/03/21 06:00
アルパイン Good
森林限界 Good
森林帯 Good 昇温と日射で雪面の雪の強度は低下
信頼度:○ good □ Fair △ Low
積雪が沈降し、風が弱く、日照時間が長い春のコンディションが訪れつつあります。標高が高く、積雪の安定化が遅れている地形局所では、まだ不安定なスラブが残っていますが、バックカントリー全域で素晴らしい滑走を楽しむことができるでしょう。週末には日射と高い気温の影響が強くでる予報がありますので、濡れた雪での滑走が中心となると思われます。
今週前半に形成したウインドスラブは強度を上げている。風の影響がない地形局所では、まだ、重い刺激に反応する可能性があるが、過去24時間では、その反応は見られていない。アルパインエリアでは、北西風の影響を受けやすい斜面にある誘発しやすい場所(凸状など)に注意。
標高の低いところではプラスの気温が予報されている。このため、森林限界よりも標高が低い場所では、日射と高い気温が湿雪雪崩の危険を上げる。沢地形の側面で、このような雪崩が出れば、その地形特徴から深く埋まる場合もある。
新しい雪崩は報告されていない。
今週始めの荒天の雪は、旧雪と結合力を高めているようだ。標高の高いところの北面は、風によって硬くなっており、標高の低い場所では、日射と昇温の影響で、日中は融解する状態となっている。
高気圧が接近しており、週の後半は落ち着いた天気となる予報がでている。始め弱い北風が吹くが、その後、南寄りの風に変わり、気温も上昇するとのこと。凍結高度も500 mを越える予報がでている。