更新日時: 2019/02/27 06:00
Alpine Good
Treeline Good
Below Treeline Good
信頼度:○ good □ Fair △ Low
標高が低いところでは、グライドクラックの入った斜面の全層雪崩、あるいは落ち残りの雪ブロックの崩落に警戒してください。継続する好天による昇温と日射の影響で融雪が進んでいます。また、標高を上げると、硬い融解凍結層があちこちで露出しており、滑落への最大の注意が必要な状況です。昨日も滑落による事案が発生しています。雪面が緩む、時間帯と斜面を選ぶことが、安全対策には重要です。良い一日を。
昨日(26日)は真新しい雪崩は観察報告されていません。
標高が高く、日射の影響のない斜面では、まだ雪はドライに保たれていますが、硬く凍結した斜面も多く、滑落への細心の注意が必要です。森林帯の積雪は、日中の昇温と日射で融け、夜間に凍結する春の「融解凍結サイクル」に入っています。雪面は凍結していても、内部では等温となり、濡れている層も広がり、グライドクラックも拡大してきています。
気象庁は長野県北部に対し、北の風、晴れ、昼前からくもり、最高気温9℃(標高400m)を予報しています。白馬山麓(標高700m)にて気温-5℃(6時現在)、過去48時間、新たな降雪はありません。