更新日時: 2019/03/01 06:30
Alpine Low
Treeline Fair
Below Treeline Fair
信頼度:○ good □ Fair △ Low
標高が低くところではグライドクラックの入った斜面での全層雪崩の危険が継続しています。発生の可能性が低くとも、もし、発生した場合、その雪は濡れて極めて重いため、小さくとも重大な被害をもたらします。グライドクラックの入った斜面に入らない、近づかないようにしてください。また、昨日、標高が高いところでは降雪が少しありました。行動しながら、降雪量や以前の雪との境界面の結合状態に注意を払ってください。硬い融解凍結層が露出しているところも多いので、滑落にも警戒を。
昨日(28日)は森林帯にて、サイズ1の濡れた雪の点発生雪崩がスキーカットで発生しています。天候状態が悪く、発生報告は少ない状態でした。
山麓では昨日から今朝まで継続してプラスの気温となっており、融雪が進んでいます。一方、標高1900m付近では昨日は5cm程度の降雪がありました。気温が高いため、この降雪による雪は標高が低いところでは濡れたものとなっていますが、標高が高いところの状態は不確実性が高い状況です。
気象庁は長野県北部に対し、北の風、晴れ、時々、くもり、最高気温10℃(標高400m)を予報しています。白馬山麓(標高700m)にて気温1.3℃(6時現在)、新たな降雪はありません。