雪崩情報

更新日時: 2019/03/10 05:32

かぐら谷川武尊


アルパイン Low ウインドスラブ、ストームスラブに注意


森林限界 Fair ウインドスラブ、ストームスラブに注意


森林帯 Good ウインドスラブ、全層雪崩に注意


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

降雪量の多い高い標高では、稜線や支尾根の直下の急斜面に形成されているウインドスラブと、急斜面に形成されている新たなストームスラブに注意してください。低い標高では降雨と昇温の影響が強いため、グライドクラックの開いている場所からの全層雪崩や、崖状の場所からのブロックの崩落に注意してください。日中晴れる予報です。日射の影響を受けやすい、南寄りの大きな急斜面からの湿雪点発生雪崩に注意が必要です。この様な場所の下部からは距離をとって、素早く行動することをお勧めします。発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう深い沢、がけ、岩、立木等の「地形の罠」の存在に注意して行動してください

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab


ベース画像

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(9日)、東から南東にかけての急斜面で、自然発生、人的誘発により多数のサイズ1-1.5、少数のサイズ2の面発生雪崩が観察された。

積雪


先日の降雪が20-40cm程載っており、風下の稜線直下にはウインドスラブを形成している。新たな降雪は沈降が進んだ。高い標高での新たな降雪内の結合及び、旧雪と新たな降雪の境界面ともに結合に注意が必要。昨日、低い標高帯と南寄りの急斜面では積雪表面がモイストからウエットになった

天候


5時現在、アメダス藤原での過去24時間に新たな降雪はない。気象庁の発表では、低気圧が西日本と日本の南に進むため、晴れ後曇り。夜は雨が降る予報を出している

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