雪崩情報

更新日時: 2024/12/31 07:00

妙高


アルパイン Fair 気象変化に警戒


森林限界 Fair 気象変化に警戒


森林帯 Fair 気象変化に警戒


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

気温上昇と今後の気象変化に注意な必要な日です。標高の低いところでは、降雨と高い気温の影響で、既にグライドクラックの入った斜面では全層雪崩の危険が高まります。また、新雪に隠れていた障害物なども露出するでしょう。一方、標高の高いところでは、今後の風雪の強まりに注意してください。天候の悪化は明白なので、それを考えた行動計画をお願いします。来る年が、皆様にとって良き一年でありますように。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

全層雪崩 Glide slab


ベース画像

降雨の状況による

概要

雪崩


昨日(30日)は新しい雪崩は報告されていません。隣接する白馬では、風の影響の強い急斜面で自然発生を含めた雪崩が報告されています。

積雪


風の影響のない斜面では、積雪は概ね正構造となっており、12月26日からの降雪で形成された積雪上層は沈降を進めています。一方、標高の高いところでは、昨日の強い風の影響を受けてウインドスラブが形成しています。また、25日と30日の晴天で形成したクラストが、日射の影響の強い急斜面にあります。

天候


日本海を東進中の低気圧の影響で下層の暖気が入ってきています。今後、強い冬型に移行する予報が出ています。気象庁は新潟県上越地方に対し、南の風、後、西の風、強く、雨、日中の最高気温10℃(標高13 m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1,310 m)にて気温-3 ℃(4時45分現在)、過去24時間で新たな降雪はありません。

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