更新日時: 2019/03/15 05:43
アルパイン Low 稜線、支尾根直下の急斜面に注意
森林限界 Fair 稜線、支尾根直下の急斜面に注意
森林帯 Fair
信頼度:○ good □ Fair △ Low
稜線、支尾根の直下の急斜面に存在するウインドスラブの誘発や、斜度が急に変化するような場所からのストームスラブの誘発に注意してください。発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう深い沢、がけ、岩、立木等の「地形の罠」の存在に注意して行動してください。また、新たな降雪によりグライドクラックが隠されている場所があります。転落に注意してください。日中、晴れる予報です。南寄りの大きな急斜面からの湿雪点発生雪崩にも注意してください。
昨日(14日)、標高1800m付近の南東から南に向いた沢状の急斜面にて複数の面発生雪崩サイズ1〜1.5の報告や、1400m付近の北向きの急斜面で人的誘発により面発生雪崩サイズ1の報告があった。
昨日までの西寄りの強風を伴った降雪は20-40㎝程。稜線、支尾根直下の急斜面にはウインドスラブが形成されている。旧雪との境界面に低密度の積雪が存在する可能性があり、結合に十分な注意が必要。この荒天の積雪は沈降してきている。低い標高では旧積雪は濡れて結合が弱い。
5時現在、アメダス藤原での過去12時間の新たな降雪は無い。気象庁の発表では、はじめ高気圧に覆われておおむね晴れるが、日本海を東へ進む低気圧や、西日本と日本の南に進む低気圧の影響で、昼過ぎから時々曇りの予報を出している。