雪崩情報
更新日時: 2025/01/02 07:00
妙高
アルパイン Low
森林限界 Fair
森林帯 Fair
信頼度：○ good □ Fair △ Low
行動と地形の助言
地形局所に残る不安定なウインドスラブに注意してください。積雪表層にスラブが形成していることだけでなく、その斜面の形状が、どのような特徴を持つのかも、よく観察してください。凸状や、下支えのない斜面は、雪崩を誘発しやすい地形です。また、その下方に、深い沢など「地形の罠」があれば、サイズ１の雪崩でも致命的になりえます。視界が悪いときは、自分の上方の斜面に気づきにくくなります。仲間と良いコミュニケーションを取りながら、セイフティな行動を続けてください。良い休日を。
留意すべき雪崩
ウインドスラブ Wind slab
凸状や下支えのない地形など、局所に形成したウインドスラブに注意を
全層雪崩 Glide slab
とても標高が低く、既にグライドクラックが入った斜面に注意を
概要
雪崩
昨日（1日）は、標高1,800 m、北東斜面にて、雪庇崩落をキッカケとするサイズ１の雪崩が報告されています。また、標高900 m以下では、サイズ1-2の全層雪崩やスノーボールが観察されています。
積雪
森林帯上部より標高の高いところでは、日射の影響が強い急斜面にはクラスト（12月30日形成）があり、昨日の時点で結合状態があまり良くないことが観察されています。標高の高いところでは、強い西風の影響で激しく雪が風下側に再配分されています。風の影響が強いところでは、森の中にまで痕跡があります。この積雪表層より下層の雪は順調に焼結を進めています。一方、とても標高の低いところでは、高い気温の影響などもあり、全層雪崩が発生しています。
天候
気象庁は新潟県上越地方に対し、西の風、後、南の風、雨か雪、日中の最高気温6 ℃（標高13 m）を予報しています。妙高笹ヶ峰（標高1,310 m）にて気温-2 ℃（4時45分現在）、過去12時間で新たな降雪はありません。
