雪崩情報

更新日時: 2025/01/23 05:30

白馬


アルパイン Low


森林限界 Fair


森林帯 Good


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

天候も安定し、昨日と同じようにロングツアーが楽しめる日です。標高を上げる方は、風の影響を雪面に探しつつ行動し、地形ポケットに形成しているウインドスラブに注意してください。また、グライドクラックの状態が悪くなりつつありますので、ツアーの後半、標高を下げてきたときにも、警戒を怠らないように。谷筋に入った際、自分の上方にある危険な存在に気づいてください。日焼け止めを忘れずに。良い一日を。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

凸状など誘発しやすい地形に注意

全層雪崩 Glide slab


ベース画像

グライドクラックが開き続けていることが報告されています。

概要

雪崩


昨日(22日)は、アルパインの孤立した地形で、サイズ1のウインドスラブが報告されました。スキーカットによる人的は発生です。

積雪


晴天と高い気温が続くことで、標高の低いところでは、南側の斜面の融解凍結クラストは厚みを増し、グライドクラックも更に開きつつあります。一方、北側の斜面では、概ね標高1,000 mより上では、雪は乾いた状態にあります。上空の気圧の谷の関係で、主稜線には雲がかかる時間帯もあり、標高の高い場所では、弱い降雪がありました。この弱い降雪と、強い風の影響で、局所的な小さいウインドスラブが形成し、昨日は、人の刺激に反応しています。

天候


気象庁は長野県北部に対し、南の風、後、北の風、晴れ、時々、曇り、日中の最高気温9 ℃(標高418 m)を予報しています。アメダス白馬(標高703 m)にて気温-5.7℃(5時現在)、過去12時間で新たな降雪はありません。アルパイン(標高2,400 m)は気温-9.5℃(5時現在)、平均風速12-13 m/sとなっています。

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