更新日時: 2020/01/05 06:30
Alpine Fair
Treeline Fair
Below Treeline
信頼度:○ good □ Fair △ Low
危険な雪崩コンディションです。注意深いルート設定と保守的な意思決定が必要です。自分の上部に大きな雪崩発生区がないか考え、原則的なグループマネジメントによる安全マージンを大きく取った行動が大切です。経験が浅い方は安全な地形を見つけやすい樹林帯が、まだ十分な積雪がないため、ゲレンデ内で新雪を楽しむことをおすすめします。天気は回復傾向ですが、安全な場所に下山するまで慎重な行動を。
昨日(4日)は、標高2,100 m、南東にて、スキーカットによるサイズ1のウインドスラブの雪崩が報告されています。
年明けから4日未明までの降雪はゆっくりと沈降を進めていますが、風の影響が強い場所ではウインドスラブが形成しています。ここに昨日の夕方からの降雪が載っています。低気圧の通過に伴う強い降雪の後、冬型による北西の風が吹くことで、不安定性が高まる積雪構造の場所が多数、生まれやすい状態となっています。
長野県地方気象台は1月5日5時28分、長野県北部・小谷村に「大雪警報」を発表しています。5日昼までに最大30 cmの降雪が予報されています。気象庁は長野県北部に対し、北の風、雪、昼過ぎから、くもり、最高気温3℃(標高400 m)を予報しています。白馬山麓(標高700 m)にて気温-2.7℃(6時現在)、標高1300m付近では、過去12時間で30 cmの降雪を観察しています。