更新日時: 2020/01/09 06:30
Alpine Low
Treeline Low
Below Treeline
信頼度:○ good □ Fair △ Low
標高の高いところでは今朝までに降雪が多少ありました。この雪が形成するスラブに留意してください。また、昨日は大幅な昇温と降雨がありましたので、それがどの標高帯まで、どの程度の影響を旧雪に与えているのかに注意を払いつつ行動してください。小さい雪崩でも大きな被害となりうる「地形の罠」がないか、斜面をよく観察することはとても重要です。グループマネジメントと組み合わせて、地形を使った原則的な行動様式を大切に。
森林限界では降雨の影響が未確認のため不確実性が高い
昨日の凍結高度で状況は変わる。アルパインの降雪量が不確実。
昨日(8日)は入山する人が極めて少なかったため、新しい雪崩の発生報告は入っていません。一方、麓に近いところでは、降雨の影響による濡れた雪による全層雪崩や点発生雪崩の報告が入っています。
標高が低いところでは、昨日午前から今朝までにまとまった降雨(20 mm程度)があり、濡れた雪の雪崩を発生させています。昨日午後3時には標高2,000 m付近でもマイナスの気温となり、麓でもみぞれが振り始めました。しかし、この降雪は弱く、標高 1,300m 付近にて今朝までに5 cm程度です。
気象庁は長野県北部に対し、北の風、くもり、夜遅く、雪、最高気温7℃(標高400 m)を予報しています。白馬山麓(標高700 m)にて気温1.6℃(6時現在)です。夜に入ってからの降雪が予報されています。