更新日時: 2020/01/19 05:30
Alpine Fair
Treeline Good
Below Treeline Good 藪が濃く限定的な斜面にて
信頼度:○ good □ Fair △ Low
昨日と同様、一般的に安全な雪崩コンディションです。孤立あるいは極端な地形に形成したウインドスラブに注意してください。そのような場所では「地形の罠」を伴う場合が多く、小さい雪崩でも重大な結末となりえます。雪崩危険度「1 低い Low」は、雪崩が発生しないではありません。常に地形を使った原則的なグループマネジメントを忘れないでください。森林帯の藪は濃く、滑走可能なところは極めて限定的です。沢も埋まっていませんのでルート設定はそれを考慮してください。
昨日(18日)は真新しい雪崩は観察報告されていません。
森林限界付近では、1月8日の降雨で形成した融解凍結層の上に、その後の降雪30~50 cmが載っています。この表層の雪は沈降を進めており、融解凍結層との境界面での顕著な脆弱性も観察されていません。日射を浴びる急な斜面では、昨日の好天の影響で薄いクラストが形成しています。
気象庁は長野県北部に対し、北の風、後、南の風、くもり、朝から昼前、晴れ所により朝晩、雪、最高気温6℃(標高400 m)を予報しています。白馬山麓(標高700 m)にて気温-1.7℃(5時現在)、昨日からの新たな降雪はありません。