雪崩情報

更新日時: 2025/02/13 05:30

白馬


アルパイン Fair


森林限界 Fair


森林帯 Fair 降雪の少ない低標高は「2 留意」


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

新たな荒天のスタートです。しかし、明日には天候の回復が予報されており、その期間は短く済みそうです。標高の高い場所では、昨日午後からの新雪の不安定性に注意を。風が弱いときに降った雪が、未明から極めて強まった風を伴う新雪の下に隠れています。大きな斜面を避け、地形で安全マージンを取ることが必要です。視界が悪いときは、自分の上方斜面の危険に気づきにくくなります。地形図を活用し、地形の持つポテンシャルを考えてください。経験が浅い方はスキー場での滑走がおすすめです。綺麗に圧雪されたコースでの滑走も楽しいものです。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

森林帯は、夜間に降雨とならなかった標高の高い場所での評価。

概要

雪崩


昨日(12日)は、アルパインの南東斜面にて自然発生の面発生雪崩が観察されました。遠方からの観察のため、詳細は不明です。また、荒天の最中に発生したと思われる古い雪崩の痕がいくつか報告されています。

積雪


昨朝は久しぶりの好天となりましたが、主稜線ではとても強い西風が吹いていました。昼頃に風向が南へ変わると、一気に雲が広がり、降雪が始まりました。その後、気温が上昇し、標高の低い場所では降雨。現在は、気温が低下しつつあり、標高の高い場所では、極めて強い西風を伴う降雪となっています。森林限界とアルパインの新雪は40 cm程度の可能性。凍結高度は1,600 m付近と思われます。

天候


気象庁は長野県北部に対し、北の風、雪、昼過ぎから曇り、日中の最高気温3 ℃(標高418 m)を予報しています。アメダス白馬(標高703 m)にて気温1.8℃(5時現在)、過去12時間で25 mmの降水を観測しました。長野地方気象台は、2月13日4時42分、長野県北部に対し、14日6時までの24時間で、15 cmの降雪を予報しています。主稜線(標高2,400 m)では、気温-8℃、平均22 m/s、最大瞬間30 m/s以上の北寄りの風が吹いています。

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