雪崩情報
更新日時: 2025/02/26 05:00
ニセコ・羊蹄・余市・尻別
アルパイン Fair
森林限界 Good
森林帯 Good
信頼度：○ good □ Fair △ Low
行動と地形の助言
現在、この地域は難しいコンディションにあると言えます。昇温と日射の影響で、標高の低い場所では融解凍結クラストが形成しています。グライドクラックは開きつつありますが、全層雪崩の発生予測は難しいのが実際です。非常に強い風が吹いているので、アルパインに出かけることはできないかもしれませんが、そこにはウインドスラブが形成しており、それは人的な刺激に反応する状況にあります。
留意すべき雪崩
ウインドスラブ Wind slab
高い標高では、昨日の西風によってウインドスラブが形成。稜線付近やクロスローディングした場所では、人に刺激に反応しうる状態です。また、風で再配分された雪がとても多く積もっている大きな斜面では注意が必要です。
概要
雪崩
昨日（25日）午後、羊蹄山の森林限界付近、南西斜面にて、人的誘発と思われるサイズ２の雪崩が観察されています。
積雪
アルパインでは、昨日、強風あるいは烈風の強度を持つ西風によって、風上側の斜面は削剥され、風下側に再配分されました。低い標高では、日射面に薄く割れる融解凍結クラストが形成し、直近にあった新雪（10-20 cm）を覆い隠しています。また、積雪上層には、複数のクラストが埋もれています。
天候
南と西の地区にかけて、昨晩から10 cm程度の降雪がありました。低気圧が北海道の北に位置しており、この影響もあって、今日は降雪があり、強い西風が吹く予報が出ています。
