雪崩情報

更新日時: 2020/02/27 05:30

白馬


アルパイン Fair


森林限界 Good


森林帯 Fair 森林帯上部は3と考える必要あり。


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

危険な雪崩コンディションです。昨日、人の刺激に敏感に反応した不安定性は解消していません。さらに、量は多くないものの、昨晩からの降雪が加わっていますので、前日以上に大きな雪崩が発生するポテンシャルが上がっています。積雪の不安定性は、場所によるバラツキが生じますし、地形形状によって誘発のしやすさが変わります。ある斜面を滑って大丈夫だったからといって、警戒を解かないように。本日は、表層の雪がスラブの傾向を持つ場所、凸状あるいは孤立した地形、急峻な漏斗状地形などは避けるようにしてください。また、斜面の先に「地形の罠」がないかも大事です。どのような雪崩でも斜度を落とすことが最も有効な安全対策です。寒気が入っており、雪は良いコンディションにありますので、斜度を落としても十分楽しめるはずです。安全な場所で待機するなど、原則的な行動様式を大切にしてください。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(26日)は、標高1,90 m~2,200 m付近の北~東~南東の斜面にて、自然発生あるいは人為的な刺激での雪崩(サイズ1-2)が多数、観察されました。

積雪


今回の荒天のサイクルが始まった25日午後に降った新雪が弱層となり、昨日(26日)、積雪は敏感な反応を見せていました。この不安定性は、少なくとも数日間は十分な注意が必要です。

天候


気象庁は長野県北部に対し、北の風、くもり、時々、雪、最高気温4℃(標高400 m)を予報しています。白馬山麓(標高700 m)にて気温-2.6℃(5時現在)です。標高1300 m付近にて、過去12時間で15 cm程度の降雪がありました。

一覧に戻る

Donation -寄付-

日本雪崩ネットワークは様々な情報を提供するために、日々活動しております。今後も持続し続けて行くためにも皆様のご協力が必要です。