更新日時: 2020/03/11 05:30
Alpine Low
Treeline Low
Below Treeline Fair
信頼度:○ good □ Fair △ Low
標高帯で異なった雪崩の危険があります。森林帯では昨日からの降雨と高温の影響による濡れた雪の点発生、あるいは全層雪崩に警戒してください。濡れた雪の点発生雪崩は、傾斜が十分に急であれば、林間でも発生します。樹林帯内にある沢状の走路となりうる場所に注意してください。一方、標高を上げると明け方からの新雪で形成したストームスラブの危険があります。現時点で降雪量は多くないようですが、以前の雪面との結合状態に注意してください。
高標高の降雪量が不明のため不確実性が高い
昨日(10日)は降雨となったため、山に入る人がいなかったため、真新しい雪崩の発生報告は入っていません。
麓では過去24時間で20 mm程度の降雨を観測しており、全層雪崩の危険が高い状態で継続しています。一方、明け方から気温がやや下がり、標高の高いところでは降雪となっている模様です。新雪と濡れた旧雪との境界面の状態に注意してください。
気象庁は長野県北部に対し、北の風、くもり、時々、晴れ、所により雨か雪、、最高気温14℃(標高400 m)を予報しています。白馬山麓(標高700 m)にて気温4.3℃(5時現在)です。