更新日時: 2020/12/26 06:00
Alpine Low
Treeline Low
Below Treeline Low
信頼度:○ good □ Fair △ Low
標高の高い場所では新しい降雪によるストームスラブが形成されている見込みです。また、北~西寄りの風によって雪が移動しウインドスラブが形成されていると思われます。 斜度が急激に落ち込むようなスラブをサポートしない場所からの誘発に注意してください。 シーズン初期なので総積雪がまだ少ないため、発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう深い沢、がけ、岩、立木等の「地形の罠」が露出しています。急斜面ではクラックが多数開いていたことが観察、報告されています。今回の降雪で隠されたクラックへの転落にも注意してください。
昨日は、悪天のため山岳利用者の数が少ないうえ、視界も乏しく報告は少なかった。
良く沈降した旧雪の上に、一昨日の夜から始まった新たな降雪が40cm以上載っている。旧雪との境界面や新たな降雪内の結合は不明。南寄りの斜面では旧雪との境界面にクラストが形成されている。積雪が多いエリアの急斜面ではグライドクラックが多数発生している。
気象庁の発表では、冬型の気圧配置が次第に緩むものの、気圧の谷や寒気の影響を受ける見込み。山麓では曇りで明け方まで雪となる予報を出している。標高750mでの昨日からの新たな積雪は8cm。