更新日時: 2021/01/01 06:00
Alpine Fair
Treeline Fair
Below Treeline Fair
信頼度:○ good □ Fair △ Low
樹林帯であっても、その中にある発生区・走路に十分な注意が必要な状況です。慎重なルート選択と保守的な意思決定が必要不可欠な日ですので、いつも以上に地形をよくみるようにしてください。また、自分の上方に大きな発生区がないかを考えることも大切です。滑走をした後、沢沿いを下山するルートなどは、上方にある斜面で発生した大規模な雪崩の走路・堆積区となるケースが多いので、特に注意してください。スキー場内では開放されたコースの遵守をお願いします。それはあなたの安全のためでもありますし、他の来場者の安全のためでもあります。
樹林帯であっても誘発しやすい場所で十分な警戒が必要。
全体として西~北西の風が卓越。
昨日(12月31日)は、朝のスキー場の安全管理にて、サイズ1~1.5の雪崩が観察報告されています。
12月30日の降雨の影響は標高1,300m付近まででしたが、その境界面の状態は方位等でバラツキがあり、昨日(31日)は、森林帯にて小規模な雪崩を発生させていました。降雪は、昨日、一旦収まっていましたが、22時頃から再び強まり、標高1,000m付近では今朝までに70cm程度の降雪量となっています。30日からの降雪、そして昨晩からの降雪内にも、不安定性は存在しており、風の強さもあり、標高の高いところでは大規模な雪崩が発生しうる状態にあります。
気象庁は、長野県北部に対し、北の風、雪、昼過ぎから、時々、くもり、最高気温1℃(標高418m)を予報しています。なお、長野地方気象台は、1月1日5時22分、大町・白馬村・小谷村に対し、昼過ぎまで大雪警報(12時間で降雪の深さ30cm)を継続の形で発表しています。白馬アメダス(標高703m)にて5時現在、過去12時間で22cmの積雪深差です。