更新日時: 2021/01/04 06:30
Alpine Fair
Treeline Fair
Below Treeline Fair
信頼度:○ good □ Fair △ Low
特定の地形で雪崩コンディションが高い日です。標高を上げる方は、スラブの形成に注意が必要です。また、とても急な斜面と「地形の罠」の組み合わせに、特に警戒してください。それは森の中にいても同様です。とても小さい雪崩(たとえば幅5m)であっても、深い沢であれば簡単に埋没してしまいます。雪は深く、スキー等を外すと行動が難しいような状態です。慎重なルート設定と仲間とのコミュニケーションを保つグループマネジメントを大切にしてください。良い一日を。
昨日(1月4日)は森林帯およびスキー場での安全管理にて、サイズ1-1.5のストームスラブの雪崩が多数観察報告されました。
弱い降雪が続いていますが、昨日は妙高山域の北側で量が多くなっており、日中の雪崩発生の報告となっています。全体的には、年末からの大量降雪は、下層ではゆっくりと焼結を進め、硬度を上げていっています。一方、表層付近では、低温と風が弱い状態で降雪が続いていることもあり、とても急な斜面にてスラフの発生、あるいは特定の斜面にて軟らかいスラブの雪崩が発生する状態となっています。
気象庁は上越地方に対し、西の風やや強く、雪か雨、最高気温5℃(標高13m)を予報。妙高笹ヶ峰(標高1310m)にて、気温-5℃(6時現在)、過去24時間で2cmの降雪がありました。