更新日時: 2021/01/10 06:00
Alpine Fair 妙高山域の西側、沿岸寄りでは「4 高い(High)」
Treeline Fair 妙高山域の西側、沿岸寄りでは「4 高い(High)」
Below Treeline Fair 妙高山域の西側、沿岸寄りでは「4 高い(High)」
信頼度:○ good □ Fair △ Low
妙高山域の東側にて山に入り、標高を上げる方はストームスラブの形成に特に注意してください。大きく急な地形の場合、誘発の時点では小さい雪崩であっても、流下する際に規模が拡大することが、しばしばあります。本日はそうした状況ですので、雪崩危険度は下がってきていますが、地形選択は慎重に。また、自分の上方にある大きな発生区の存在や、小さい雪崩でも深く埋没する可能性のある「地形の罠」などに警戒してください。地形を上手に使ったグループマネジメントで良い一日を。
妙高山域の東側での評価
妙高山域の東側での評価
昨日(1月9日)はsize 1のストームスラブの雪崩が複数、観察されています。
妙高山域の東側と、沿岸に近い西側で降雪量が極端に異なる状態となっています。東側では降雪は収まっており、標高を低いところを中心に、一連の荒天の雪は沈降を進めつつあることが、確認されています。一方、西側のアメダス能生では過去12時間で55cm、過去24時間で70cmを超える量となっています。
気象庁は上越地方に対し、北の風、後、南の風、雪、最高気温0℃(標高13m)を予報。また、1月10日2時41分、妙高市の山沿いに対し、継続で大雪警報(12時間最大降雪量60cm)を10日9時までの期間で発表しています。妙高笹ヶ峰(標高1310m)にて気温-10℃(5時現在)、過去12時間の降雪量4cmです。