更新日時: 2021/01/13 05:30
Alpine Fair
Treeline Fair
Below Treeline Fair
信頼度:○ good □ Fair △ Low
積雪の不安定性は改善していますが、風で移動した雪が、凸状地形や下支えのない極端な地形に堆積した場所では、注意が必要です。また、発生する雪崩が小さくとも、地形的な窪みや崖、樹木などが関係する「地形の罠」の要素があると、結末は重大なものとなります。滑走する斜面の先に、そのような危険要素がないか、考えてください。地形を上手に使ったグループマネジメントで良い一日を。
昨日(1月12日)はとても急な斜面にて、人的な誘発によるsize 1の点発生雪崩が観察されています。
1月7日昼過ぎから始まった一連の荒天の雪は、表層の一部を除いて沈降し、下層を向かって強度を高めています。顕著な脆弱性は観察されていませんが、標高の高いところでは、局所に形成した軟らかいスラブに注意が必要です。
気象庁は長野県北部に対し、南の風、日中、北の風、くもり、昼前から夕方、晴れ、所により朝まで雪、最高気温7℃(標高418m)を予報。アメダス白馬(標高703m)にて気温-2.6℃(5時現在)、過去12時間で積雪深の増加はありませんが、谷の北側を中心に、未明からごく弱い降雪となっています。