更新日時: 2021/01/15 06:00
Alpine Fair
Treeline Fair
Below Treeline Good 昇温と日射の影響に留意
信頼度:○ good □ Fair △ Low
標高を上げる方は、局所に残るウインドスラブの危険に注意してください。上空は西寄りの風ですが、風は稜線を越えて谷筋に入ると、山肌を舐め、斜面に対しクロスローディングで雪を堆積させます。積雪を下支えしない凸状や極端な地形形状などに形成したスラブに注意してください。一方、低い標高では、グライドクラックが目立ってきています。斜面が落ち込む先にあるクラックは、上からでは見えないことを忘れずに。地形を上部に使ったグループマネジメントで良い一日を。
昨日(1月14日)は新たな雪崩は観察報告されていません。
荒天の雪は沈降を進め、標高が低いところでは、昨日は昇温と日射の影響もあり、湿ったものとなりました。一方、標高が高いところでは強い西寄りの風が入り、激しく雪が移動しています。
気象庁は上越地方に対し、南の風、日中、南東の風、晴れ、最高気温10℃(標高13m)を予報。妙高笹ヶ峰(標高1310m)にて気温-8℃(5時現在)、過去12時間で新たな降雪はありません。