更新日時: 2021/02/04 05:30
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Fair
信頼度:○ good □ Fair △ Low
危険な雪崩コンディションです。森林帯であっても慎重なルート選択と保守的な意思決定が必要不可欠です。自分の上部に大きな発生区がないか考えてください。また、下山ルートが大きな発生区を上部に持つ狭い谷筋の場合、そこでも雪崩の危険に曝され続けていることを忘れないように。雪崩安全対策に最も有効な手段は「斜度を落とす」ことです。風の影響のない、シンプルな地形で、斜度を少し落とせば、安全にドライに雪が楽しめるでしょう。地形を上部に使った原則的なグループマネジメントが重要です。天候は夜に向かって悪化の方向とのことです。
昨日(2月3日)は森林帯上部から森林限界付近にて、size 1-2.5の雪崩が複数、観察されました。また、南東斜面でsize 2.5の自然発生の雪崩も観察されています。
昨日(2月3日)は日中は降雪は弱まり、薄日も差した時間もありましたが、朝までの新雪は強い西寄りの風(ゴンドラなどが運休)の影響もあり、とても不安定な状態でした。この不安定性は本日も継続していると考える必要があります。そこに、白馬の谷の北側の森林帯上部では、今朝までに10-20cmの降雪が加わりました。
気象庁は長野県北部に対し、南の風、後、北の風、くもり、時々、雪、最高気温6℃(標高418m)を予報しています。アメダス白馬(標高703m)にて気温-3.5℃(5時現在)、過去12時間の積雪深差+4cmです。