更新日時: 2021/02/05 06:00
Alpine Fair
Treeline Fair
Below Treeline Fair
信頼度:○ good □ Fair △ Low
危険な雪崩コンディションが継続しています。非常に風の影響が強い状態が継続しています。ある場所では硬い雪面が露出あるいは硬いスラブが形成しており、雪崩の危険を感じにくいかも知れませんが、硬いウインドスラブは、誘発感度の見積もりがしづらい厄介な存在です。さらに、誘発した際は、自分より上方に破断が走る傾向があります。単純に雪面が硬そうだから大丈夫という判断をしないように。地形がどの程度の大きさなのか(発生した際の雪崩ポテンシャルがわかります)、発生しやすい要素(凸状や孤立した形状)はないか、下方に「地形の罠」がないか、などを確認してください。風の影響の弱い、やや斜度を落としたシンプルな地形であれば、ドライな雪を楽しめる日です。地形を上手に使った原則的なグループマネジメントで良い一日を。
昨日(2月4日)は荒天のため、山岳エリアでの雪崩発生の報告は入っていません。
昨日(2月4日)の午後から風雪が強まり、森林帯にて今朝までに30-40cmの降雪となっています。継続的に強い西~北西の風が吹いており、風下側にはスラブが形成しています。
気象庁は新潟県上越地方に対し、南西の風、後、やや強く、くもり時々晴れ、最高気温8℃(標高13m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1310m)にて気温-8℃(5時現在)、過去12時間28cmの降雪がありました。