投稿者 Degawa Azusa 出川あずさ
観察日付:2020/01/30
標高1580m〜1900m
同行者
気温 -4.1(1030hrs / 1800m) 〜
午前OVC 雲量10
午後OVC 雲量10
午前S 雪
午後S 雪
午前S1
午後S1
HST
HS Range
午前C 0m/s
午後C 0m/s
午前
午後
飛雪
気象コメント 1500 m以下はガス。1800 m付近では時折、薄日。主稜線は雲の中。 標高1800 m以下ではほぼなし。それ以上では昼前からLight - Moderateの西風。時折、Strong. 自然園周辺では、時折、S2の時間帯が続く。麓は弱い雨。
雪崩などの観察 なし。
雪崩発生有無 No
シューティングクラック No
重要な層と弱層とテスト結果
積雪構造 標高1,700-1,900 m付近では、積雪表層付近に2つの明瞭な融解凍結クラストが存在。上部のクラストは前日の降雨と昇温に因るもので厚み5 cm程度でツボ足で容易に踏み抜く。このクラスト上に今朝までの降雪10 cm程度が載っているが、境界面にあられを多く含むため、結合状態はあまり良くない。2枚のクラストの間はドライな雪で焼結が進みつつある。下層の厚みある融解凍結クラストは隙間が形成しており、再結晶化した雪も観察され、硬度は高くない。同じ標高帯で南と北東で2つのピット。ほぼ同じ傾向で、クラスト境界面での温度勾配もない。
凍結高度に近い標高でのクラストの形成具合と温度勾配の確認を目的にした限定的な観察。