雪崩ハザード評価の登録

投稿者 黒田 誠

投稿日時:2018/02/02 15:41

エリア白馬 山岳唐松岳 場所小日向山

観察日付:2018/02/02


標高835m〜2000m
同行者


観察データ

気象データ


気温 -4.2(1300hrs / 1900m) 〜


天気

午前BKN 雲量6-9
午後BKN 雲量6-9


降水種類

午前Nil なし
午後Nil なし


降水強度

午前
午後


HST


HS Range


風速

午前C 0m/s
午後C 0m/s


風向

午前
午後


飛雪


気象コメント 時間の経過に伴って、雲量は増加。正午前には高い山には雲がかかり、気温の上昇に伴う雲も下から上がってきた。 午後は雲の中に入り、時折S-1


雪崩データ


雪崩などの観察 1700~2400mの東斜面でサイズ1〜1.5の面発生雪崩が自然発生。行動した全標高帯、全方位でサイズ1の乾雪点発生雪崩が、自然、誘発ともに。ウインドスラブをスキーでカットすると小さく破断。1300時頃、大きな雪崩の音が、連続して3回聞こえた。


雪崩発生有無 Yes


シューティングクラック No

積雪データ


重要な層と弱層とテスト結果


積雪構造 1500m以上の標高帯では硬度P~Kの融解凍結層(0201MFcr)が全方位で存在し、その上に昨夜の降雪によってもたらされた硬度F-の新雪(雲粒が無い綺麗な降雪結晶)が3〜5cm載った。旧雪との結合は悪い。標高1400以下の南向き斜面では、積雪表面がモイストになり、午後には再凍結した。局所的に形成されているウインドスラブはコシモザラメの境界で旧雪に載っており、稀に反応するが伝播はしない。


観察に関わるコメント


1400m以下では積雪深が浅く、沢には穴が開いている。

現地画像

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