投稿者 鳥山 強
観察日付:2022/01/01
標高1550m〜1924m
同行者
気温 -10.4(1311hrs / 1900m) 〜
午前CLR 雲量0
午後CLR 雲量0
午前Nil なし
午後Nil なし
午前
午後
HST
HS Range
午前L 1-7m/s
午後L 1-7m/s
午前W
午後W
飛雪
気象コメント
雪崩などの観察 標高1800m・東面・斜度45度・Na・L・サイズ1.5(写真)
雪崩発生有無 Yes
シューティングクラック No
重要な層と弱層とテスト結果
積雪構造 定点(標高1700m)で積雪は既に51cmある。(2020年の最深積雪は2月18日で54cm) 樹林帯ではクラスト(板では踏み抜かない)の上にルースな積雪が40cm程度。笹は概ね埋まっている。 森林限界付近では、東・北・南面ともにアンカー要素はほぼ埋まっている。北面の積雪にはいくつかのウィーク・インターフェイスが存在している(弱層は新雪)。ビーナスラインを埋めた雪崩地形の発生区(南面)には、すでに雪庇やエプロン状に積雪がある(写真)。
霧ヶ峰高原は、なだらかな地平というイメージとは裏腹に、あちこちに雪崩地形を有しています。今シーズンは多雪に始まりアンカー要素もすでに埋まっています。経験則だけに頼らず地形判断を慎重に。