Observer 鈴木猛志
Observation At:2022/01/04
Elevation800m〜1600m
Co-worker
Temp. -4.0(0715hrs / 1515m) 〜
午前OVC 雲量10
午後OVC 雲量10
午前S 雪
午後S 雪
午前S3
午後S3
HST
HS Range
午前L 1-7m/s
午後L 1-7m/s
午前SE
午後SE
飛雪
気象コメント 0900頃1600m付近、NW、M、雪煙舞う。夜間降雪時、南風だったようで、尾根の北向きに小さな雪庇有り。 1100頃まで降雪強度強い。8時頃に行った作業の滑走痕は11時頃には解りにくくなってた。
Avalanche Observations 斜面方位SE~NE、サイズ1〜2多数、スキーカット、ストームスラブ、乾雪面発生、厚み50〜60cm。伝播性も高め、特に縦方向へは伝播し走路は長い。スラブの硬度はFで柔らかいが、もし巻き込まれたら重大な結果になるほどのデブリの量になり得る。滑り面は1月1日のウインドパックされた雪面かHST内の密度が薄い層と思われる。
Avalanche Activities_Yes or No Yes
シューティングクラック No
重要な層と弱層とテスト結果
Snowpack 1月1日の強風時のウインドパックされた雪面の上にHSTが平均50cm、場所によっては80cmオーバー。気温が高めだったようで、湿り気を感じる雪の層もある。密度は低くスキーペンで30〜40cm。
スキー場内の全方位、急斜面で下支えが弱い所では、典型的なストームスラブの挙動となり得ると感じた。1月2日の降雪分が動き出すと伝播性が高くなっていたように思う。沈降も結合も弱い印象。スキーが潜り、重めに感じる雪でラッセルは苦労した。ゲレンデ内でもスタックしたボーダー多数。ツボ足での歩行時は腰上。