投稿者 鈴木猛志
観察日付:2022/01/12
標高800m〜1600m
同行者
気温 -8.0(0715hrs / 1515m) 〜
午前OVC 雲量10
午後OVC 雲量10
午前S 雪
午後S 雪
午前S1
午後S1
HST
HS Range
午前X >17m/s
午後X >17m/s
午前NW
午後NW
飛雪
気象コメント 雲薄く、時折、太陽の輪郭見える。 アルプス平、尾根筋は北西の風、風裏になる東向き斜面は南東の風が吹く事あり。 風強く、横殴りの吹雪。
雪崩などの観察 北~北東向き斜面でウインドスラブ、size2、複数、スキーカット、破断面20~70㎝(平均30㎝)、 伝播性高い、滑り面は旧雪か1月11日の日中降雪分の湿雪内のどこか。夜間に自然発生したような跡もあるが、風雪で跡が非常に分かりにくい。
雪崩発生有無 Yes
シューティングクラック No
重要な層と弱層とテスト結果
積雪構造 旧雪の上に1月11日の日中に降った湿雪の上に20~50㎝の降雪分と風の再分配分が乗る。風で運ばれた分はウインドスラブを形成し、旧雪との結合が悪い急斜面では敏感に反応する。
12時頃からスキー場内で爆風が吹き荒れる。1500m以上では30m/sオーバー、吹き続く。ゴンドラも下部エリアリフトの一部も強風の為に運休。雪の再分配でのウインドスラブに引き続き留意。なお、上部への入山者も確認できず。日中営業終了まで20m/sオーバーで吹き続ける。パッキングされて人力では動き出さなさそうだが、いざ動いたら破壊力ありそう。