投稿者 鈴木猛志
観察日付:2023/01/10
標高1515m〜800m
同行者
気温 -7.0(0745hrs / 1515m) 〜
午前OVC 雲量10
午後OVC 雲量10
午前S 雪
午後S 雪
午前S1
午後S1
HST
HS Range
午前X >17m/s
午後X >17m/s
午前N
午後N
飛雪
気象コメント 薄い雲の向こうに太陽の輪郭が少し見える 標高800m付近でも時折15~20m/s吹く。1515以上の稜線は常時20m/sオーバー。 飛雪が多く、風下に吹き溜まり有り。
雪崩などの観察 スキーカットで容易に反応する。東向き斜面、斜度35度以上、ウインドスラブとストームスラブの混合、破断面厚さ40~70㎝、板状で崩れデブリも沢を走る、滑り面は9日午前中までの旧雪の面。size1.5~2。
雪崩発生有無 Yes
シューティングクラック No
重要な層と弱層とテスト結果
積雪構造 旧雪の上に9日午後の降り初めにあった黄砂混じりの雪が1~3㎝、その上に湿雪が5~10㎝、さらにその上に乾雪と再分配された雪が載る。HSTは30~70㎝、風により斜度向きでムラがある。9日夜間のフリージングレベルは800~1000m付近。場所によってはvery wetの雪が埋没している。フットペンは約80㎝。
風下側の斜面の地形の罠に留意。滑走性は良好なので、調子に乗って地形を読み誤ると危険かも。1000~1200m付近の低木はまだ埋まりきっておらず、沢も健在。