雪崩ハザード評価の登録

投稿者 野高健司

投稿日時:2023/01/16 18:59

エリア八甲田 山岳岩木山 場所岩木山BC

観察日付:2023/01/16


標高385m〜1225m
同行者


観察データ

気象データ


気温 -8.0(1136hrs / 1225m) 〜 -3.6(1426hrs / 385m)


天気

午前OVC 雲量10
午後OVC 雲量10


降水種類

午前S 雪
午後S 雪


降水強度

午前S-1
午後S-1


HST


HS Range


風速

午前M 8-11m/s
午後M 8-11m/s


風向

午前W
午後W


飛雪


気象コメント 午後は一時的にBKN 行動中、風速はL~M、風向はW~NW 時折S1。正午までの降雪はあられを多く含む。


雪崩データ


雪崩などの観察


雪崩発生有無 No


シューティングクラック No

積雪データ


重要な層と弱層とテスト結果


積雪構造 行動した範囲のN面では0115MFcrの上に約20cmの新たな積雪が載る。HST内は粒径1~3mmのあられを多く含み、結合力が弱く急斜面ではスラフとなって流れる。標高1010mN面での観測では、MFcrの下で再結晶化が見られ、↓20cmまでは温度勾配が著しい。(雪面:-5.2℃、↓10cm:-3.7℃、↓20cm:0.7℃、↓30cm:0.0℃)


観察に関わるコメント


今日現在のHSTはあられを多く含んで結合力が乏しいため、今後の上載積雪に留意していきたい。日射の影響を受ける急斜面ではグライドクラックが見られた。ブナ林の低標高帯では熊の足跡多数。(前日までの暖かさにより行動が活発になったのか?)

現地画像

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