投稿者 須藤 史
観察日付:2024/02/29
標高1350m〜2437m
同行者
気温 -3.6(1100hrs / 2315m) 〜
午前SCT 雲量4-5
午後OVC 雲量10
午前Nil なし
午後S 雪
午前
午後S-1
HST
HS Range
午前L 1-7m/s
午後L 1-7m/s
午前S
午後SW
飛雪 Nil
気象コメント 朝はCLRだったが次第に雲量が増え14時~小雪がちらつくが標高2000m以上のみ
雪崩などの観察 過去24時間以内に発生したと思われるNa,Sa Wind Slab Sz1.5~2 を複数2000m付近のE面、Na Loose dry Sz1を複数2200m付近のE面で観測。日中発生したと思われるNa Loose wet Sz1多数を1300~1600mのS〜SE面で観測。
雪崩発生有無 Yes
シューティングクラック No
重要な層と弱層とテスト結果
積雪構造 標高2000m以上で風の影響を強く受けた過去のHSTは沈降が緩やかに進み顕著な脆弱性は見られなかった。HSTは方角や標高により厚みが多様で10~60cm(PFも同じぐらい)、NW~N~NE面ではMFcrの上の積雪が逆構造になっている。日照斜面は全標高帯でモイストになり午後には1cm程のブレイカブルクラストを形成、急斜面ではHST下のMFcrとの結合が少し弱くなった。稜線直下や開けた尾根ではMFcr(K)が露出しており、急斜面ではエッジの入りが弱い。北寄りの面や谷底の吹き溜まりは終日ドライを保った。妙高山外輪山のE面には雪庇が大きく発達している。