雪崩情報
更新日時: 2025/03/17 04:00
かぐら谷川武尊
アルパイン Low 新たな降雪量と風の影響が不明
森林限界 Low 新たな降雪量と風の影響が不明
森林帯 Fair
信頼度：○ good □ Fair △ Low
行動と地形の助言
雪面は凍結し、その上に強い西寄りの風を伴った降雪によりウインドスラブが形成されている見込みです。尾根直下の急斜面に存在する結合の進んでいないウインドスラブに注意してください。降雨の影響を受けている低い標高ではグライドクラックが開いている場所や、積雪の薄い崖状地形からの全層雪崩に注意してください。そのような斜面の下部に立ち入らない、または素早く通過するようにしてください。滑落にも注意が必要です。冬型になる予報です。今後の積雪量の増加や風の影響に注意して行動してください。
留意すべき雪崩
ウインドスラブ Wind slab
尾根直下の急斜面に注意
全層雪崩 Glide slab
降雨の影響を受けている低い標高帯のクラックの開いている場所や、積雪の薄い崖状地形に注意
概要
雪崩
昨日（16日）、森林帯の標高1000ｍ付近で大きな雪庇が崩落した報告があった。
積雪
昨日、武尊山エリアでは1500ｍ以下で降雨を観察した報告があった。その後再凍結した雪面の上に西寄りの強風を伴った新たな降雪が載っている見込み。少なくとも800ｍ以下の標高では降雨の影響が強く積雪の強度は弱い見込み。積雪中層から下層にかけての脆弱性は観察されていない。
天候
4時現在、アメダス藤原の気温は1.2℃、過去12時間に6.5mmの降雨があり、現在も雨が降っている。1300ｍ付近の気温は-2.0℃で、5cm程の降雪があり、高い標高では西寄りの風が強まり始めた。気象庁では、次第に西高東低の気圧配置となり、気圧の谷や寒気の影響を受けるため、群馬県北部の山麓では曇り時々晴れで昼前から夜のはじめ頃は雪の降る所がある予報を出している。
