雪崩情報
更新日時: 2024/01/26 06:00
妙高
アルパイン Low 地形局所に形成したウインドスラブに警戒
森林限界 Low 大きな雪崩のポテンシャルがあります。
森林帯 Fair
信頼度：○ good □ Fair △ Low
行動と地形の助言
地形選択が鍵の日です。降雪は収まりましたが、積雪の不安定性は、まだ解消していません。大きな斜面にいきなり飛び込むのではなく、小さい安全な地形から、積雪状態を確かめつつ滑る必要があります。沢地形では、その側面の向きによって、積雪状態は異なります。沢の側面で小さい雪崩が発生し、沢の中心部の積雪を巻き込むことで、雪崩の規模が拡大することは、よくあります。地形の規模と傾斜を考えてください。風の影響が弱いところを探し、ウインドスラブを避けるように。保守的なルートセティングを行い、基本的なグループ・マネジメントを確実に行ってください。積雪は増えましたが、例年から比べれば、標高の低いところでは、まだとても少ない状況です。地形の罠に警戒を。
留意すべき雪崩
ウインドスラブ Wind slab
高い標高ほど、より警戒を。
ストームスラブ Storm slab
低温が続いているので、新雪の変化はゆっくりであることを考慮。
概要
雪崩
昨日（25日）は、森林帯にてシューティングクラックの報告がありました。風の影響を受けたスラブで発生しています。標高の高いところの情報は入っていません。
積雪
23日夕方から始まった一連の降雪は、昨日（25日）の夕方には収まりました。この荒天による降雪は、森林帯上部で80-100 cmに達しています。限定的な観察ながら、森林帯においては、新雪と旧雪の結合状態は、それほど悪くありません。
天候
気象庁は新潟県上越地方に対し、西の風やや強く、雪、時々、曇り、日中の最高気温4 ℃（標高13 m）を予報しています。妙高笹ヶ峰（標高1,310 m）にて気温-8 ℃（4時45分現在）、過去12時間で3 cm、過去24時間で25 cm、過去36時間で41 cmの降雪がありました。
