雪崩情報

更新日時: 2024/02/08 06:00

妙高


アルパイン Low


森林限界 Low


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

山岳の積雪はゆっくりと安定化の方向にありますが、次の地形に注意が必要です。一つは、地形が積雪を支えないあるいは極端な形状の斜面、もう一つは日射を強く浴びる急斜面。そして、この2つの要素が組み合わさる場所は、より注意が必要です。厳しい冷え込みにはなっていませんが、風が弱い状態が継続していますので、雪は軟らかく、快適な滑走ができる雪がまだ残っています。「地形の罠」のない、シンプルな斜面を探してください。そして、仲間と良いコミュケーションを取り、安全な場所を使う賢いグループマネジメントを続けてください。良い一日を。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

地形ポケットに形成したスラブに注意

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

孤立した地形に載るスラブに注意

概要

雪崩


昨日(7日)は、標高1,100 m付近の東斜面でサイズ1の点発生雪崩、同じ標高帯の北斜面で、過去48時間以内の発生と思われるサイズ1.5の面発生雪崩が報告されています。

積雪


5日午後から夜間に掛けて、低気圧が降らせた結束性の弱い雪は、ゆっくりと沈降し、結合強度を上げつつあります。風も弱い状態が続いており、明瞭なウインドスラブの形成は確認されていません。また、低気圧の降雪の後、寒気の影響でごく弱い降雪が、標高の高い場所ではありましたが、不安定性に大きな影響を与えるほどの要因にはなっていません。

天候


本日は、気圧の谷や寒気の影響を受ける見込みです。気象庁は新潟県上越地方に対し、南の風、後、西の風、日中の最高気温6 ℃(標高13 m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1,310 m)にて気温-8 ℃(4時45分現在)、過去12時間で3 cmの降雪がありました。

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