更新日時: 2024/02/14 05:30
アルパイン Fair
森林限界 Fair 日中の昇温と日射に注意
森林帯 Good 日中の昇温と日射に警戒
信頼度:○ good □ Fair △ Low
標高の低い場所では、日中に雪崩危険度が大きく変化する日です。昨日以上の昇温が予報されていますので、濡れた雪による点発生雪崩、グライドクラックの入った斜面での全層雪崩に警戒してください。濡れた雪はとても重いため、小さい雪崩であっても簡単に足元をすくい、人を押し流します。もし、自分の下方に樹木や岩などの障害物があれば、致命的な結末を招きます。また、濡れて結合力が弱くなった雪による雪崩は、森の中でも、傾斜が十分に急であれば発生します。森の中にいるからといって安心しないように。一方、標高のとても高いところでは、前日と同様のウインドスラブの危険が継続しています。地形局所に形成しているスラブに警戒を。
主稜線では昨日から継続して、最大20 m/sの西~南西の風が吹き続けています。気温も上昇しており、朝の時点で-3℃と強固なスラブが形成する条件となっています。以前の雪の中にある不安定性は、完全には解消していません。硬いスラブの形成が見てとれたら、十分に警戒してください。
評価は朝の時点でのもの。日中の昇温と日射で、発生の可能性は上がります。自分の上方にある斜面に注意を向けてください。
評価は朝の時点でのもの。日中の昇温で危険度は上がります。既にグライドクラックの入った斜面には、近づかないように。
昨日(13日)は、標高の高い場所で、サイズ1.5のウインドスラブの雪崩、標高が低い場所で、サイズ1-1.5の点発生湿雪雪崩、サイズ1の全層雪崩が報告されました。
昨日(13日)は13時から16時まで、山麓では10℃以上の気温を計測しました。これにより、標高の低いところでは、濡れた雪による点発生雪崩、あるいは全層雪崩が観察されています。一方、標高の高いところでは、強い風によるウインドスラブの危険が継続しており、滑走者の誘発による雪崩も発生しています。
気象庁は長野県北部に対し、南の風、後、北の風、晴れ、昼過ぎから時々、曇り、日中の最高気温16 ℃を予報しています。アメダス白馬(標高703 m)にて、気温-6.0 ℃(5時現在)、過去12時間で新たな降雪はありません。