雪崩情報
更新日時: 2024/03/26 05:30
白馬
アルパイン Low 今後の風雪の強まりに警戒
森林限界 Low 今後の風雪の強まりに注意
森林帯 Fair
信頼度：○ good □ Fair △ Low
行動と地形の助言
降雪となっている標高の高いところでは、ストームスラブの形成に注意してください。小さい雪崩であっても、斜面の下方に「地形の罠」があれば、重大な結末となりえます。一方、降雨が続いている低い標高では、全層雪崩に警戒してください。グライドクラックがある急傾斜の場所に近づかないように。天候が明瞭に悪化する予報が出ていますので、それを考慮したツアー計画を。
留意すべき雪崩
ストームスラブ Storm slab
主稜線付近では降雪となっており、南西の風（平均10 m/s程度）が吹いています。森林帯上部にて5-10 cmの降雪があった模様です。今後の風雪の強まりに注意を。
全層雪崩 Glide slab
昨日から降雨が続いています。グライドクラックの入った斜面には近づかないように。
持続型スラブ Persistent slab
高い不確実性で残っています。
概要
雪崩
昨日（25日）は天気が悪く、新しい雪崩の報告は入っていません。
積雪
標高が低いところでは、昨日（25日）から降雨（今朝までに15 mm程度）となっています。昨日午後から気温が下がり始めていますので、標高の高いところでは降雪となっている模様です。今後、冬型の気圧配置と移行しますので、標高の高いところでは、降雪強度に注意を払ってください。また、標高の低いところでは、気温が多少低下しても、積雪全体の強度が低下していることには変わりありません。全層雪崩に十分な注意が必要です。
天候
本日は、前線を伴った低気圧が急速に発達しながら、西日本から関東の東へ進む見込みです。気象庁は長野県北部に対し、北の風、雨、夜、雪、日中の最高気温8 ℃を予報しています。アメダス白馬（標高703 m）にて、気温1.6 ℃（5時現在）です。長野県地方気象台は、3月26日4時50分、長野県北部に対し、27日6時までの24時間で40 mmの降雨、20 cmの降雪を予報しています。
