更新日時: 2024/04/04 05:30
アルパイン Low
森林限界 Low
森林帯 Fair
信頼度:○ good □ Fair △ Low
雪崩の発生の可能性が低くとも、その危険に曝される場所(雪崩地形)に、長時間滞在すれば、雪崩リスクは高くなります。また、雪崩が小さいものであっても、「地形の罠」が存在すれば、雪崩リスクは高くなります。現在、標高が高いところは視界がとても悪いコンディションです。このようなとき、自分が雪崩地形内にいるのか、あるいは、自分の下方に「地形の罠」があるのか、認識しづらくなります。仲間との良いコミュニケーションを取り、状況を把握するようにしてください。また、雪は融雪が進み、積雪内の汚れなどが浮き上がり、滑走しずらい場所も増えています。思わぬ転倒は、いろいろなトラブルの原因となりますので、慎重な滑走を。
雨が止んでも、高い気温で積雪底面での融雪は進んでいます。グライドクラックの入った斜面に注意してください。
評価は朝の時点のものです。
昨日(3日)は、入山者も少なく、新しい雪崩の報告はありません。
昨日(3日)は昼頃から降雨が始まり、今朝までに約30 mmの降雨となりました。グライドクラックの開いている斜面では、その雪の裂け目から雨が流れ込み、積雪底部の融解を進めています。また、昨日午後からは、主稜線でもプラスの気温となっています。
本日は、低気圧が日本の東に進み、次第に高気圧に覆われますが、湿った空気や気圧の谷の影響を受ける見込みです。気象庁は長野県北部に対し、北の風、曇り、日中の最高気温15 ℃を予報しています。アメダス白馬(標高703 m)にて、気温6.6 ℃(5時現在)です