更新日時: 2024/12/19 07:00
アルパイン Fair 限定的な観察データによる
森林限界 Fair 限定的な観察データによる
森林帯 Fair 限定的な観察データによる
信頼度:○ good □ Fair △ Low
中程度の北西の風が継続すると予報されていることもあり、一日を通してウインドスラブの発達に注意を払うように。再配分可能な雪が多いため、状況によって、ウィンドスラブは急速に発達する場合がある。また、ストームスラブの状態も調査する必要がある。小さな斜面から一日を始め、状況を確認し、地形移動をしながら、今日のコンディション状況への理解を深めていくように。森林帯では笹、小さなブッシュ、ハンノキ、樹木の根、沢などが、まだ十分に埋もれていない。
中程度の北西の風が、これまでの降雪で負荷の掛かっている風下側の斜面に雪を再配分させている。
夜間を通した低温により、ストームスラブは落ち着いてきているが、本日は、まだ懸念が残った状態。
イワオヌプリ(標高1000m、東面)にて、サイズ2のウインドスラブ雪崩が報告された。自然発生の可能性が高く、人が関与しているかは不明。この雪崩は、火曜(17日)の夜、暴風雪の間に発生した可能性が高い。また、昨日(18日)、森林限界付近の急斜面(南および南東)にて、サイズ1の点発生雪崩が、滑走者の刺激あるいは自然発生で起きたことが報告されている。
昨日の午後、中程度の北西風が風下斜面にウインドスラブを形成。これまでの荒天の雪は、昨日の晴天と気温上昇の影響もあり、特に日射の影響を受ける斜面の積雪を沈降させた。積雪全体は正構造で雪面から積雪底面に向かって密度が増加している。今シーズンの総積雪量はエリア全体で概ね160 - 220 cmとなっている。
安定して弱~中程度の北西の風が今日も継続し、低い気温での弱い降雪が続く予報が出ている。時折、晴れ間も見えるかも知れないが、概ね曇りとのこと。最高気温は-1℃の見込み。