雪崩情報

更新日時: 2025/01/14 06:00

妙高


アルパイン Low 降雪の程度が不明


森林限界 Low 降雪の程度が不明


森林帯 Fair 今後の昇温程度


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

標高が高いところでは、新たに形成したウインドスラブに注意してください。移動しながら、風の痕跡を探すことや、積雪の表層の状態を観察することが大事です。一方、標高の低いところでは、グライドクラックが不安定になっています。既にクラックが形成している斜面には近づかないようにしてください。また、シーズン始めの降雪の影響もあり、通常のシーズンよりも、いろいろな場所でクラックが発見されています。森林帯を滑るときも、その可能性を考えるようにしてください。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(13日)は、標高の低いところで、サイズ2-2.5の全層雪崩が複数、観察されました。標高の高い場所での報告は入っていません。

積雪


昨日(13日)未明から降った新雪(10-15 cm)が積雪の表層にはあります。この新雪は、南側の35°以上の急斜面では日射で形成したクラストの上に、北側では沈降を進める旧雪の上に載っています。標高の高い場所では、西寄りの風の影響を受けており、風下側にスラブを形成しています。一方、標高が低い場所では、高い気温の影響で、グライドクラックが不安定になっています。

天候


気象庁は新潟県上越地方に対し、西の風、曇り、朝晩、雨か雪、日中の最高気温9 ℃(標高13 m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1,310 m)にて気温-4 ℃(4時45分現在)、過去12時で新たな降雪はありません。

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