雪崩情報

更新日時: 2025/01/28 05:00

白馬


アルパイン Low 弱い降雪があったようだが量が不明


森林限界 Fair


森林帯 Good


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

Hakuba Valleryの北地区では、森林限界とアルパインの地形ポケットに、まだ不安定な状態の雪が残っています。また、アルパインでは風向が南西~西へと変わっていることも考慮する必要があります。標高の高い場所の東面にあるクラストと荒天の雪の不安定性は完全には解消していませんので、支尾根の側面や凸状地形など、部分的に形成している不安定なスラブに注意してください。昨日の凍結硬度は概ね1,500 m付近にあり、森林帯での積雪表面は手強いクラストが形成していますので、滑走の際は注意を。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(27日)は、森林限界の東面にて、複数のサイズ1の面発生雪崩が観察されています。滑走者による偶発的な誘発によるものです。

積雪


昨日の高い気温の影響で森林帯の雪は沈降を進め、日射等の影響の強い南斜面ではスノーボールなども観察されました。一方、先日の降雪があったHakuba Valleyの北地区の標高が高い場所では、東から南の方位に形成しているクラストと新雪の結合状態が、あまり改善していないことが観察されています。

天候


気象庁は長野県北部に対し、南の風、曇り、時々、晴れ、所により雪、日中の最高気温7 ℃(標高418 m)を予報しています。アメダス白馬(標高703 m)にて気温-0.8 ℃(5時現在)、過去12時間で新たな降雪はありません。アルパイン(標高2,400 m)は気温-9℃(5時現在)、平均風速5 m/となっています。なお、昨晩は平均10 m/sの風が吹いていました。

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