雪崩情報

更新日時: 2025/02/14 05:00

かぐら谷川武尊


アルパイン Low 風の影響や降雪量に関する情報が無い


森林限界 Fair


森林帯 Fair 全層雪崩の動きの不確実性が高い


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

高い標高では尾根直下の急斜面に形成されたウインドスラブに注意してください。低い標高では雨の影響が残っているため、積雪が薄い場所やグライドクラックのある極端な急斜面からの全層雪崩に注意してください。そのような斜面の下部に立ち入らない、または素早く通過するようにしてください。滑走後に再集合をする際は、雪崩地形を外し、尾根の上などのできるだけ安全な場所でするように心がけてください。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

降雪量が多く、風の影響を受けやすく結合の進みにくい高い標高では危険度が高い

全層雪崩 Glide slab


ベース画像

降雨や昇温の影響を受けやすい積雪の薄い場所やクラックの開いている場所に注意

概要

雪崩


昨日(13日)、強風と視界不良のため有効な観察ができなかった。12日は谷川岳エリアの森林帯ではウインドスラブ(サイス2)が爆薬により誘発された。また、1800m付近の南寄りの斜面では全層雪崩が複数観察されている。先日までの荒天中に発生した多数のストームスラブ(サイズ2-3)発生が各エリアで観察されている。

積雪


強い西風の影響を伴った降雪により、尾根直下にはウインドスラブが形成されている見込み。標高1100m以下では降雨の影響が強く、今回の荒天の降雪との境界面にクラストを形成しているため、今後の結合に注意が必要。積雪中層部は徐々に沈降し結合してきている見込み。

天候


4時現在、アメダス藤原の気温は-1℃。周辺では昨日日中に10cm程の降雪があり、標高1300m付近では30-40cm程の降雪があった。気象庁では冬型の気圧配置は次第に緩むが気圧の谷や湿った空気の影響を受けるため、群馬県北部の山麓では曇り昼過ぎから時々晴れで昼前まで雪の降る所がある予報を出している。

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