雪崩情報

更新日時: 2025/04/06 05:30

白馬


アルパイン Fair 降雨の有無による


森林限界 Fair 降雨の有無による


森林帯 Good 降雨の有無による


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

降雨の開始に伴う全層雪崩の危険上昇に注意すべき春の日です。標高の高いところまで融雪は進み、グライドクラックの拡大も観察されています。先の見えない斜面の先には、クラックが開いているかも?と考えることが大切です。また、林道側面の急斜面に残る雪塊の崩落に警戒してください。雪塊はとても重いので小さいものでも致命的な怪我の原因となります。本日で今シーズンの白馬山域の雪崩情報は終了します。ご利用頂きましてありがとうございました。

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab


ベース画像

今後の降雨に留意

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

とても標高の高いところにある極端な地形局所に残るスラブに注意を

概要

雪崩


昨日(5日)は、いくつかの雪ブロックの崩落が報告されています。

積雪


とても標高の高いところでは、北側には、以前に降った雪がまだ乾いた状態で残っており、南側の斜面の雪は昨日の強い日射の影響を受けています。ここから標高が少し下がると、春の気持ち良いザラメ雪の斜面が広がっています。春の融雪は森林限界付近まで上がってきており、南側の斜面ではグライドクラックが拡大しています。気象庁は長野県北部に対し、明日の朝まで20 mmの降雨の予報を発表しています。降雨に伴うコンディションの変化に注意してください。

天候


気象庁は長野県北部に対し、南の風、後、北の風、曇り、所により雨、日中の最高気温16 ℃(標高418 m)を予報しています。アメダス白馬(標高703 m)にて気温3.2 ℃(5時現在)、過去12時間で降水はありません。主稜線(標高2,400 m)では-4.5 ℃(5時現在)、平均10 m/s程度の北西寄りの風が吹いています。

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