投稿者 長井里奈
観察日付:2024/03/09
標高710m〜1553m
同行者
気温 -5.8(1200hrs / 1553m) 〜 -4.8(0830hrs / 870m)
午前OVC 雲量10
午後X 不明
午前S 雪
午後S 雪
午前S1
午後S-1
HST20-30
HS Range
午前L 1-7m/s
午後L 1-7m/s
午前SW
午後NW
飛雪 U
気象コメント 降雪強度は強弱あり、時折青空が覗き陽がさす。風は基本的にNWで、午前中は地形の影響でSWだった。稜線は風速M。
雪崩などの観察 12時間以内のものと思われるS寄り1200m以上40度以上、Na面発生乾雪Sz1複数、深さ25cm前後。NW面1300mSa面発生乾雪Sz1、深さ20cm程度。S寄りではシューティングクラック2m程度が複数。
雪崩発生有無 Yes
シューティングクラック Yes
重要な層と弱層とテスト結果 シャベルシアーテストSTH↓37cm(FC0.3mm)と↓60cm(0222MFcr)の結果
積雪構造 HSTは20-30cmで稜線以外は結束力が弱い。S向きではHSTの下層は昇温による0309MFcrが形成されており、敏感に反応する。1500mでは↓60cmに0222 MFcrが存在し、これらのMFcrの間には厚み3-4cmのFC層が挟まれるが、雪温は高い。一方N向きでは旧雪上部にはMFcrは形成されておらず、滑走ではスラフとなる。局所的にソフトスラブ化しており、強い滑走の刺激で反応する。